倉敷帆布 BAISTONE 株式会社バイストン コーポレートサイト

社長連載コラム「倉敷帆布と私」

第三回 「試行錯誤の草の根活動期、そして転機となる二つの出会い」

第3回『試行錯誤の草の根活動期、そして転機となる二つの出会い』

「倉敷帆布」と声高らかにブランドを宣言した後は
バッグや小物を中心とした商品開発や
岡山県下をターゲットとした販路拡大に取り組む日々が続きます。


当然ながらブランドを立ち上げても
水をやり太陽にあて、育ててやらないと花は咲かない。
それまでの機屋業とは違うチャレンジですから、もちろん試行錯誤の連続。


立上げから数年は、地元土産品や安価なノベルティなどの仕事も請けながら
なんとかブランドを、そしてバイストンを軌道に乗せようと必死にあがき
大変力の要る育成期間だったと記憶しています。



努力の結果、どうにか倉敷周辺から岡山県下へ販路が広がったものの
私が経営者としてブランド立ち上げ当時から眺望していた姿にはまだまだ至らず、
変化のきっかけとして新しい出会いを求めていました。


「日本全国、そして世界で評価されるブランドへ育てたい」
当時はそんな理想を語れる状況ではなかったのですが
心の中では揺るがない太い一本柱として大切に守り温めていたのです。



そんな頃、東京で、メーカーとデザイナーとのマッチングイベントがあり
何か状況打開の糸口になればと参加してみたところ
プロダクトデザイナー2組と運よく出会うことが叶いました。

ドリルデザイン(安西さん・林さん)と、大治将典さんです。


彼らはプロダクトデザイナーとして
素材の良さを引き出すデザイン設計を基本姿勢としていました。
彼らになら倉敷帆布の素材そのものの魅力を活かした商品開発を託せると
可能性を信じ、一緒に取り組むことを決めました。



結果、生まれたのが、現在まで続く倉敷帆布の二大人気ブランド
「JOBU(ジョーブ)」と「倉敷帆布(大治将典)」です。



倉敷に留まっていては、けっして生まれなかった商品群。

帆布を入れ物やキッチン用具として使うという発想、
商品サイズに合わせて規格外の細幅帆布を敢えて織るという発想、
先染め糸で帆布を織るという発想など、
どのアイデアも倉敷帆布の新しい可能性への挑戦であり、
素材の力、そして職人魂の見せどころでした。



今、彼らが手がけた商品は、日本全国のお客様へ、
そして海外へと販路を着実に広げています。
ほかのどこにもない倉敷帆布の風合いとデザイン性が評価されています。


「倉敷帆布を日本全国で、世界で評価されるブランドへ育てる」

描いた理想へ近づいていくのに、色々と遠回りもしていると思います。
しかし、こうして一つ一つ、覚悟を決め、取り組んできたことが実を結んできた。
みんなで踏ん張った成果が、しっかり形として見えてきた。


こうして今までの歩みを振り返ってみますと
“理想の実現は多くの協力があってこそ成しえる”という事実にも
改めて気づかされます。



次号では、新しい可能性への挑戦において協力が不可欠だった
倉敷帆布職人たちの葛藤と努力、変化についてお話ししたいと思います。



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